はじめに
普段はPCやスマホ、開発者向けのツールなどを紹介することが多いのですが、今回は少し毛色の違うガジェット、巷で話題の「ヘッドマッサージ」アイテムを試してみました。長時間ディスプレイと向き合う我々にとって、「睡眠の質」は永遠のテーマ。藁にもすがる思いでポチってしまったのが、このIZANAW かっさです。
「ヘッド整体のプロ監修」「深い眠りへ誘う」といった、かなり強気なキャッチコピーに惹かれたわけですが、果たしてその実力は…？ 1週間ほど試してみた、率直な感想をお届けします。
第一印象
高級感のある箱に、なめらかな黒い石のようなカッサが入っていました。ずっしりとした重みがあります。
形状は独特で、頭のカーブにフィットするように設計されているとのこと。確かに、どの部分を使っても頭皮にうまく当たってくれます。
1週間、寝る前に使ってみた
説明書（付属のミニブック）を参考に、寝る前のリラックスタイムに頭皮をマッサージしてみました。
使用感について：
独特な形状が、当てる場所によってはピンポイントで頭皮を刺激します。正直なところ、角度や力加減を間違えると思ったより強く当たってしまい、「痛い」と感じることもありました。
ただ、うまくツボにハマると、凝っている部分にジーンと響くような「痛気持ちいい」と感じるポイントも。万人が快適なマッサージを楽しめるかというと、少し使う人や部位を選ぶツールかもしれません。
で、肝心の「睡眠の質」は？
さて、本題です。「深い眠りへ誘われたか？」と問われると、正直なところ**「よくわからない」**というのが本音です。
私は普段から睡眠トラッカーを使って睡眠時間や深さを記録しているのですが、このカッサを使い始めた週と、その前の週とで、データ上の劇的な変化は見られませんでした。
深い睡眠の時間が少しだけ増えた日もあれば、逆に減った日もあり、結局は普段の生活サイクルの誤差の範囲内かな、と。
もちろん、こういう製品は継続して使うことで効果を発揮するものなのかもしれません。あるいは、プラセボ効果というか、「これでよく眠れるはずだ」という思い込みがリラックスに繋がっている部分も大きいのではないかと感じます。
マッサージをしている数分間は、それなりにリラックスできます。ただ、それが直接的に「睡眠の質を向上させた」と断言できるかというと、私の体感では、まだ何とも言えない段階です。
まとめ：効果は未知数、リラックスアイテムとしてどうだろう
というわけで、IZANAWのかっさのレビューでした。
まとめると、
- マッサージツールとしては、人や当てる場所を選ぶ
- 「深い睡眠へ誘う」効果は、正直よくわからなかった
という感じです。
「これを買えば誰でも確実に睡眠の質が爆上がりする！」といった魔法のようなガジェットではないかもしれません。あえてこれを買う必然性があるかと言われると、少し考えてしまいます。
少なくとも、マッサージをしている間は無心になれるので、スマホをだらだら見てしまう時間を減らす、という副次的な効果はありました。
もう少し長期間使ってみたら、また違った発見があるかもしれません。その時は、また改めてレポートしたいと思います。
コメント